ひらがなカードはいろんなものの名前を覚えられます。しかしもっと大事なことは・・

自分で本物を見る

子供としりとりで遊んだりしていると、

やはり年齢の差というものを感じることがあります。

大人と子供の語彙力の差があるのはもちろんなのですが、

同じ子供同士でも、例えば小学校の低学年と高学年では、

全然知っている言葉の数が違います。

小さな子供でも、局所的な知識はものすごい子たちがいます。

宇宙や動力の知識など、大人でも知らないことを知っている子もいます。

どこでそんなこと覚えたの？と聞くと、

テレビや図鑑で知ったと答える子が多いです。

ネット社会と言われても、小さい子の情報源として

まだまだ手軽に楽しめる本やテレビの力は強いみたいですね。

つまり楽しく学べれば小さい子供でも

いろんなものを覚えられるということでもあります。

カードゲームで、楽しくいろんなものの名前を覚えられるアイテムです。

シルエットが描かれたカードの端にそのものの名前の頭文字が

ヒントとして記されています。

こういったかものを使えば楽しくいろんなものを覚えられます。

しかし、それよりも大事なのはこういったゲームで遊ぶ前や後に、

いろんなものの本物をきちんと見せるということです。

つまりゲームで絵だけ見せるのではなく、

手袋ってこういうものだよとか、積み木ってこうして遊ぶんだよと

実体験をさせてあげることが肝要です。

絵だけ見せて知った気になってしまっては肌感覚として身に付きません。

それは本当の知識とは言えないのです。

お子さんを車でドライブに連れて行ってあげるのもいい経験ですが、

ゆっくり散歩をしながら太陽の暖かさを感じたり、

さわやかな風を感じたり、草木のにおいを感じるということは

本当に重要なのです。

あるお子さん連れのお母さんが、スタジオジブリの宮崎駿監督に

「この子はトトロが大好きで、トトロのDVDを見せると

本当におとなしくなるので助かります」と伝えたところ、

普通なら自分の作品を好きになってくれて感謝しそうなものですが、

宮崎監督はそのお母さんを叱りつけたと言います。

子供をテレビの前に縛りつけておくとは何事かということだったようです。

自分の映画は一回見てもらえればそれで十分で、

トトロを見た子供たちには「トトロを探してくる！」と

外に遊びにいって欲しいらしいのです。

とてもすてきな考えだと思います。

子供のうちに様々な本物に触れておく。

ゲームも楽しいですが、これに勝るものはないのです。

ゲームに熱中するはそれからでもいいのです。

むしろいろんなものを知ってからのほうが楽しいかもしれませんね。

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