日時計を使って、時間を知ろう！日時計とかげ

世界の時間もわかる　世界日時計キット

日時計は、かげを使って時間をはかる時計のうちのひとつです。

まずは、使い方を知る前に　どうやってかげができるかを知っておきましょう。

★かげができるヒミツ

かげは建物や木などが、太陽からとどいてくる光をさえぎってしまうためにできます。

ガラスや透明なプラスチックは光をさえぎらないので、かげができません。

★かげはうごいている

みんなは、いつもの生活でこういうことが起こってはいませんか？

朝　おきるときは窓から光が入ってきてまぶしかったのに、お昼ごろは入ってくる光が少なくなって、まぶしくなくなる。

これは、太陽からとどく光の方向がかわっているからです。

では、どうして　太陽の光の方向が変わるのでしょうか。

じつは、わたしたちのくらしている「地球」という星は、少しかたむいていて、一日で一回転しています。

地球全体で見ると、太陽の光があたっているところは、「昼」、あたっていないところは「夜」になっています。

本当は、地球が回っているのですが、地球から見ると太陽が動いているように見えます。

教材を使って太陽を観察してみましょう。上の図の中にある　透明半球を使って

太陽の位置を記していきます。

半球に　太陽の通り道が描けます。

右の日時計を使うと　さらに自分の位置と時間がわかります。

テキストがついているので

●自分がいる場所と時刻を知りたい場所が同じの時

●自分がいる場所と時刻を知りたい場所がちがう場合の時

を　簡単に調べることができます。

なので、世界の時間もわかるしくみになっています。

★昼しかない「北極」と「南極」

北極は、地球の上の位置にあります。

ここでは、１月から６月の間　太陽が沈まなくなり、その間反対側の南極は

ずっと夜のままです。

南極に日がのぼると、北極は夜ばかりになってしまいます。

★赤道近くの場所では

赤道近くでは、ほとんど真上から太陽の光をあびるので、太陽のエネルギーをつよく受けます。

逆に、北極や南極では　ななめから太陽の光をうけるのでエネルギーが弱くなります。

一年中　観察できる教材です。

気温があたたかい夏と、寒い冬では　緯度めもり板が変わっているはずです。

夏休みや冬休みにはかってみて違いを比べることをしてみましょう。

日ごろ、時間をデジタル時計や、アナログ時計で見ることが多く、なかなか日時計を使うことはないと思います。

しかし、日時計は　人類が最初に作った時計です。

太陽の動きによって変わる影を利用しました。

5000年も6000年も前から　人々が生活するために必要としてきたものです。

知恵を使った、この時計を　子どもたちに体験してほしいと思います。

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