日記を書くことから始めよう。文章を書く練習だ！

読書感想文や日記に自由研究

文章を書く力を身につけよう！！ 

夏休みの思い出は？と聞かれたら、私なら「四苦八苦した宿題とプールと毎朝行ったラジオ体操」と答えます。

「四苦八苦した宿題」と「毎朝行ったラジオ体操」は、楽しかった思い出ではなく、たいへんで苦労した思い出ですｗ

宿題は、私の場合どれもこれも四苦八苦したのですが、とりわけ「読書感想文」と「日記」が苦手でした。

「日記」は、毎日書くことと決められていました。

でも、そんなに毎日毎日、日記に書くほど楽しいことがあるわけもなく、困りました。

まぁ、毎日ちゃんと日記を書かなかったがために、最後のほうにまとめて書く羽目になった自分が一番悪いのですが・・・

そして、子供心に「毎日書くことなんてないよ。毎日じゃなくていいじゃん」と思っていました。

今の子供たちに「日記の宿題はある？」と聞くと、「あるけど、毎日書かなくていい。夏休みの間の５日間ぐらい書けばそれでいい」と教えてくれました。

最初、私はそれを「うらやましいなぁ」と思っていました。

しかし、大人になり子供たちに「国語」を教える役目をしている今、 痛切に「日記」を書くことの重要性を感じています。

あの頃、日記を毎日書かされていたことの意味が今わかってきました。

夏休みの「読書感想文」。

どんなことを書けばいいか、どういう風に書くといいかのお手伝いをしています。

読み終わったら、あらすじを聞きます。

それを説明できる子は本の内容を理解しています。

でも、あらすじを聞いても、「おもしろかった」と言う子がいます。

どんなお話だったかを教えて。と聞いても黙ってしまう子がいます。

一生懸命頭の中で考えていることは伝わってきます。

でも、黙ってしまいます。

普段は元気いっぱいおしゃべりをしてくれる子です。

はずかしがりやさんの子には、「言うのが恥ずかしかったら、書いてみて」と紙を渡してみます。

書きません。

ヒントを伝えてみます。が、書きません。言いません。

大人が言うとおりに書くのでは本人の感想文にならないので、手を変え品を変えいろいろ言ってみますが、しゃべりません、書きません・・・

本人も困り顔ですが、こちらも途方に暮れてきます。

こういう子が、一人や二人ではありません、何人もです。

こういう子たちに「日記は書ける？」と聞くと、みんな「苦手」といいます。

中には、「お母さんが言った通りに書く」という子もいました。

読書感想文どころではありません。

その日に何があったかの事実を書く。その日記が書けないんです。

その子に、原稿用紙３枚も、５枚も読書感想文を書けといって書けるでしょうか？

まずは日記です。

その日にあった楽しいこと、嫌だったこと、不思議だったことを説明できる。書ける。

毎日書かされたあの夏休みの日記は、この練習だったんだ！

人に伝わる文章を書く練習だったんだ！！！

日記を書く重要性。痛切に実感しています。 

毎日とは言いません。

でも、日曜日や祝日、いいことがあった日、いやなことがあった日。

いろんな日に日記を書くことから初めてみましょう。

いやなことがあった時も、正直な気持ちを日記に書くとスッキリするものです。

子供たち！

「日記を書く」ことをおすすめします！

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