『大人の教材　学研　大人の科学マガジン』 カエデドローン

　　　　くるくる回って飛び上がる 屋内用ドローン

バイオメティックス

自然の中の構造を模倣した考え

木や鳥や花をもとに、私たちの生活に欠かせないものが多く作られています。
バイオミミクリーという考えです。
現在最も注目されている研究分野のうちのひとつです。
空を飛ぶハンググライダーの翼型は　羽をもつ種子「アルソミトラ」の種の形です。

カエデドローンとは、カエデの種を模した全長25cm、重さ12gの単翼型ドローンです。

種を中心に回転しながら、ジャイロ効果で安定して飛行します。

カエデの種の特徴

カエデの種子は　遠くに飛ぶために、工夫された形になっています。

ポトンと落ちるのではなく　風に乗ってくるくると落ちていきます。　

カエデの仲間の種子は、翼果(よくか)とよばれる2枚の羽をもつ果実の中にあり、この一枚の羽の片方の先端に種があります。

一見アンバランスな形ですが、羽の長さと種の重さは、カエデ独特の回転ができるよう絶妙なバランスで保たれているのです。

回転するときに羽に発生する小さな空気の渦(翼端渦)のおかげで、羽の上方の空気圧が下がり、羽を吸い上げるのです。

揚力を得たカエデの種子は、風に乗って空中を長時間滞空します。

1.ホバリング飛行：スロットルレバーの操作だけで一定高度をホバリングします。

2.簡単操作：スロットルレバーの操作だけで一定高度をホバリングします。

3.リポバッテリー内蔵：エネルギー密度の高いリポバッテリーを採用。フル充電で5 分程度の飛行が楽しめます。

4.ドローン規制対象外：本体重量が12 ｇ未満なので、ドローン飛行規制の対象外となります。 

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